西海支所で安全祈願、安全講習会を行いました

九州では、旧暦の1月16日(今年は2月16日)の山神祭りの日に、安全祈願を行う所が多いと聞きます。西海支所では、毎年、年の初めの新暦の1月16日に安全祈願・安全講習会を行っていますが、今年は日曜日で仕事休みの日になったので、1月15日(土)に行いました。
 例年、組合長と従業員の他に西海地区の理事・監事さん、市役所からは市長ほか林務担当者に出席をいただいておりましたが、今年は新型コロナウィルスが猛威を奮っている中ですので、組合長と従業員で行いました。

◆安全祈願
 午前9時から、西海市松島神社の宮司さんにお願いして執り行いました。宮司さんの安全祈願で唱えられる祓いの祝詞奏上は、毎年、祝詞の意味がわかるようにと、書面にして参加者に配布されます。現代語訳もありますので、非常にわかりやすくなっています。

「・・・磐(いわ)根(ね)凝(こご)しく峻嶮(けわ)しき御山(みやま)の神の荒(すさ)び無く、杣人(そまびと)の取持(とりも)つ斧(おの)は缺(かく)る事無く、手人(てびと)の引(ひけ)る綱手(つなで)は弛(ゆる)む事無く、手の躓(まが)い足の躓(まが)い無く、操縦(あやつる)る重機(からくり)、扱う道具(もののぐ)は異常(くるう)う事無く破損(そこな)う事無く輔翼(あなな)い救(たす)け導(みちび)き給(たま)いて・・・長崎南部森林組合の誉(ほま)れは、差曻(さしのぼ)る初日の光の如(ごと)く弥益々(いやますます)に輝かしめ給い、秀(ひい)でたる木樵(きこ)りの技術(わざ)と生立(おいた)つ木々の育(はぐく)みに・・・林業繁昌(なりわいしげ)く張拡(はりひろ)め、業績豊(くぼさゆた)かに潤(うるおい)い栄えしめ給えと・・・」

(・・・岩がゴツゴツした険しい山の神々が荒ぶる事がありませんように。組合職員が打ち振るう斧は欠ける事無く、木にかけるロープはゆるむことがありませんように。手の滑り足のつまずきなど無く、操縦する重機や取り扱う道具・機械には異常や破損が起こりませんように、神々の助けと導きを授け下さい・・・長崎南部森林組合の秀でた林業の技術力と木々の健やか成長に・・・林業が活気に満ち溢れて事業拡張し、業績も豊かに潤い富み栄えますようにと・・・)

神事 (2)
祝詞 (1)
祝詞 (2)

◆安全講習会
 まず、組合長から年頭の挨拶があり、引き続き、昨年7月から12月までの半年間に組合で起きた労働災害の事例4件の原因と対策について説明し、前半で前年の3件を上回っており、今後の半年間に事故を起こさないようにと注意がありました。 
 次は、消防署による救命訓練を予定していましたが、コロナの関係で急遽中止となりました。
 竹野支所長からも災害事例と防止対策等を、柄本主任技師からは作業計画を説明し、意見交換を行い講習会を終了しました。
西海支所の皆さん、「ゼロ災で行こう!」 よろしくお願いします。

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                              (Sawdust)