西海支所で安全祈願・安全講習会を開催しました

九州では、旧暦の1月16日(今年は2月27日)の山神祭りの日に、安全祈願を行う所が多いと聞きます。西海支所では、毎年、年の初めの新暦の1月16日に安全祈願・安全講習会を行っています。
 安全祈願には、毎年、従業員の他に西海地区の理事・監事さん、市役所からは市長ほか林務担当者に出席をいただいておりましたが、今回は新型コロナウィルスが猛威を奮っている中ですので、従業員のみで行いました。
◆安全祈願
 午前9時から、西海市松島神社の宮司さんにお願いして執り行いました。宮司さんの安全祈願で唱えられる祓いの祝詞奏上は、どんな意味かご存知ですか?
松島神社の宮司さんは、毎回、安全祈願の際には祝詞の意味がわかるようにと、書面にして参加者に配布されます。現代語訳もありますので、非常にわかりやすくなっています。今回は、新型コロナウィルスについても!
「去年(こぞ)より悪(あし)き流行(はやり)の疫病(えやみ)・新型(しんがた)冠状(コロナ)病毒(ウィルス)の渡(わたり)来(き)て彼方(おち)此方(こち)に蔓延(はびこ)り・・・、大きなる禍(わざわ)いは小さく、小さなる禍(わざわ)いは未然(みぜん)に退(そ)け給(たま)い、四方(よも)四隅(よすみ)より寄来(よりこ)む疫病(えやみ)・邪気(あしきけ)は除(のぞ)き祓(はら)い清(きよ)め給(たま)い・・・」
(去年より疫病「新型コロナウィルス」が海外より渡って来て国内に蔓延し・・・、おおきな災いは小さく、小さな災いは未然に退けて下さい。四方八方から寄り来る疫病・邪気は除き祓い清めて下さい)と奏上されました。
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◆安全講習会
 まず、組合長から、
『昨年は出資割配当及び事業分量配当を行うことができた。組合員様は、健全な運営に満足されていると思う。
健全運営を評価され出資金を増やす方もおり、脱退金額を上回る増資金額となっている。また、新型コロナウィルス感染症が非常に大きな問題となったが、職場からは感染者が出ず、無事に新しい年を迎える事が出来た。しかしながら、コロナは今、全国で猛威を奮っており、長崎県でも毎日多くの感染者、死者の報告があがっている。
今年は、労働災害だけでなく、感染症対策も行い、安全で健康な職場づくりを行うことに決意を新たに取組む。
 令和3年は「丑年」、牛の歩きは「牛歩」と言われる。地に足をつけ、一歩一歩着実に物事をすすめ、将来を展望して新たな事業拡大へ邁進する大切な年とも言われている。組合は木材販売額の増大に伴い、7年連続黒字を続けている。この業績は皆さんの努力で、感謝する。組合をもっと良くし、待遇改善を図り、悪しき3K林業「きつい、危険、汚い」から、新3K林業「給与が良い、休暇が取れる、希望が持てる」職場環境を作っていく考えである。
 今年の事業では、森林環境譲与税による森林整備が、市町から発注されるので、これを事業量増大のチャンスと捉え、積極的に受注していく。事業量増大に伴い、森林技術員を確保していく必要があり、4月からは高卒の3名が仲間入りする。長崎支所、諫早支所、大村支所に各1名を配置するが、貴重な若手であり、長く勤められるように、やさしく、丁寧に教えてやってほしい。
 また、昨年同様に健康で長く勤めてもらうために、健康経営を行っていく。昨年実施した健康診断の結果は、要再検査、要精密検査等の問題のある人が、事務職員の50%、現業職員の46%であった。自分と家族のため、再度検査を受けること。
 今年の新規事業として、林業用苗木生産を実行に移す。国・県では主伐・再造林を進めているが、県内で生産される苗木が不足している。生産者は高齢化が進み、後継者がいない等で、苗木生産技術の承継が危ぶまれており、組合が参入し生産を行う。生産者講習会に2名を参加させ、生産者登録申請を行った。
 このような取り組みを実施していくので、従業員の皆さんにおいては、無事故で、コロナに十分注意し、元気に仕事に取り組んでほしい。』と挨拶がありました。

 次は、今年も、外部講師による健康経営セミナーの予定でしたが、コロナの関係でご迷惑とならないように中止しました。替わりに、組合長から健康経営の取組内容を資料で説明し、従業員へ協力をお願いしました。

 最後に、竹野支所長が災害事例と防止対策等を、柄本主任技師からは作業計画を説明し、現業職員と意見交換を行い、講習会を終了しました。
 西海支所の皆さん、「ゼロ災で行こう!」 よろしくお願いします。(Sawdust)
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